漆黒の闇に 冴(さ)え冴(ざ)えと光る 白き月が 私を見る たおやかな君の まなざしのようで 吾が心に 点る灯火(ともしび) 君を君を待ちわびていた 時空(とき)を越えて 私の心 焦がすほど 夜に月 朝に暁の如く 私の腕の中へ 永久(とわ)に 守り 続ける いとけなき君を 玉砂利(たまじゃり)を踏んで 歩みゆく社(やしろ) 月鏡(つき)も共に 私を追う 両腕を広げ 月光を抱(いだ)く 瞳閉じて 君を抱(だ)く如(ごと) 淡き淡き月の絹糸(きぬいと) それは君と私 繋ぐ運命(さだめ)の糸 川に水 空に鳥が踊るように ここへと おいでなさい 憂い 惑い この手に 全てを預けて 君を君を待ちわびていた 時空(とき)を越えて 無言(むごん)の声が 聴こえたでしょう? 夜に月 朝に暁の如く 私の腕の中へ 永久(とわ)に 守り 続ける いとけなき君を