[ti:silence] [ar:新堂真弓] [al:doll~歌姫~Complete Box] [00:08.54]ぽっかり開いた 雲の切れ間に [00:15.88]差し込む光 街を染めてく [00:22.96]錆びついたドアを 軋ませ「ただいま」 [00:30.00]笑うあなたの影探す [00:37.50]駆け寄り伸ばす 指の先には [00:44.81]触れることない 貴方の温度 [00:52.12]握ったガラスの 欠片に映った [00:58.92]雲は白く濁っている [01:07.70]腕を伝う赤い旋律だけが ここにある全てと [01:22.34]優しく教えてくれたのは 腕の痛みだった [01:38.05]蝉の声が 空に響く [01:44.40]「僕はここにいる」と身体震わせ [01:52.49]消えかけてく 灯りのように [01:58.80]力尽きるまで 叫び続けるのね [02:13.07]ふたり 口ずさんだあの曲 [02:16.94]いつまでも聴けると信じていた あの頃 [02:22.24]そう ずっと [02:24.51]いつまでも [02:25.95]頬を伝う 雫の理由それは [02:33.55]なにかを探しては [02:40.74]ため息に背中を丸めて 膝を抱え込んだ [02:56.06]空の色と 流れ落ちてく [03:02.50]命の欠片は 同じ色してる [03:10.61]薄らいでく意識の中 [03:16.96]最後に願った「あなたに会いたい」と [03:30.35]セピア色した 部屋の片隅 [03:37.65]孤独だけが一つ残った [03:44.69]蝉の声も もう 耳に届かない [03:51.49]静かな風 そっと吹いた [03:58.92]この部屋に