【小松】花よ 誰(た)がために咲くのか 長き冬を乗り越え いま咲きし其の微笑み 見惚れた春の日 【桜智】花よ 吾が心の庭に 凛と開く蕾よ 此の季節(とき)が過ぎゆくとも 八千代(やちよ)に咲く筈 【小松】人の ああ 心染めゆくは 人を ああ 恋ふる此の心 【桜智】虚しき儚き 浮世(うきよ)の彩り キミがくれし奇蹟よ 【二人】とこしえに君微笑むように 抱き寄せる 傍に居る 寒き日は いにしえの そう遙かな日より 待っていた気がしてる 此の空蝉の世で 【小松】そっと一輪で咲く君 手折ることは出来ない 【桜智】ただキミを援(たす)けるため 傍らに居よう 【小松】人を ああ 支え守るのは 人を ああ 想ふ此の心 【桜智】流るる 溢るる泪を拭くのは 此の手そして温もり 【二人】たおやかにいま佇む君を ありのまま 今のまま 見つめよう しなやかにただ遙か旅路を 行くのなら見守ろう 此の時空(とき)のほとりで 【小松】とこしえに君微笑むように 抱き寄せる 傍に居る 風の中 【桜智】いにしえの そう遙かな日より 待っていた気がしてる ああ 【二人】たおやかにいま佇む君を ありのまま 今のまま 見つめよう しなやかにただ遙か旅路を 行くのなら見守ろう 此の時空(とき)のほとりで ~終り~