雲と一緒に あの山越えて 行けば 街道は日本晴 おいら旅人 一本刀 おひけぇなさんせ おひけぇなすって 腕と度胸じゃ 負けないけれど なぜか女にゃ ちょいと弱い 南風吹きゃ 花さえ咲くに 可愛いあの娘は 薄情け おいら旅人 一本刀 おひけぇなさんせ おひけぇなすって 悔しまぎれに 言うのじゃないが あんな女は ざらにある 捨てた故郷に 未練はないが 忘れられようか 母の顔 おいら旅人 一本刀 おひけぇなさんせ おひけぇなすって 祭囃子をしみじみ聞いて 男泣きすることもある