てぃんさぐぬ花(はな)や{ホウセンカの花は} 爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ{爪に染めて} 親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や{親の言うことは} 肝(ちむ)に染(す)みり{心に深く染めなさい} 天(てぃん)ぬ群星(むりぶし)や{天の群星は} 読(ゆ)みば読(ゆ)まりしが{数えようと思えば数えきれるけど} 親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や{親の言うことは} 読(ゆ)みやならん{数えることが出来ない} 夜走(ゆるは)らす船(ふに)や{夜に航行する船は} 子(に)ぬ方星(ふぁぶし)見当(みあ)てぃ{北斗七星が目当て} 我(わ)ん生(な)ちぇる親(うや)や{私を生んでくれた親は} 我(わ)んどぅ見当(みあ)てぃ{私を見守って、希望をかける} 宝玉(たからだま)やてぃん{たとえ宝玉であろうが} 磨(みが)かにば錆(さび)す{磨かなければ錆びてしまう} 朝夕(あさゆ)肝(ちむ)磨(みが)ち{朝夜、魂を磨きながら} 浮世(うちゆ)渡(わた)ら{世の中を全うに生きていこう} 誠(まことぅ)する人(ひとぅ)や{誠実に生きる人は} 後(あとぅ)や何時(いち)迄(までぃ)ん{後はいつまでも} 思事(うむくとぅ)ん叶(かな)てぃ{願い事が叶って} 千代(ちゆ)ぬ栄(さか)い{永遠に幸せである} なしば何事(なにぐとぅ)ん{成せば何事も} なゆる事(くとぅ)やしが{成ることであるが} なさぬ故(ゆい)からどぅ{成さぬ故に} ならぬ定(さだ)み{成らないのだ} なさぬ故(ゆい)からどぅ{成さぬ故に} ならぬ定(さだ)み{成らないのだ}