ショコラ 真面目(まじめ)なキミにかける たったひとつのおまじない 秘密(ひみつ)の部屋(へや)は鼻(はな)をくすぐるよ 不器用(ぶきよう)なボクにだって「このくらいは出来(でき)るのさ」と 見(み)せてあげたい ほんのちょっとだけ 上手(うま)くいかない時(とき)だってあるけど ありのままのボクをうつすから 甘(あま)くて苦(にが)いショコラ 渦巻(うずまき)いたガラスの宇宙(うちゅう)に かきまぜたボクの恋心(こいごころ) 今(いま)なら言(い)えるショコラ 鏡(かがみ)のボクよりも笑顔(えがお)で 伝(つた)えたいよキミに 調子(ちょうし)はずれのうたを 木枯(こが)らしの中(なか)響(ひび)かせて キミまでの距離(きょり)ぐんと近(ちか)くする カゴに揺(ゆ)られて急(いそ)ぐ坂道(さかみち)には 悲劇(ひげき)なんてないと思(おも)ってた 涙(なみだ)に染(そ)まるショコラ 押(お)しつぶされたリボンと箱(はこ) 届(とど)けたいボクの恋心(こいごころ) 切(せつ)なすぎるよショコラ はじめてだったボクの勇気(ゆうき) 砕(くだ)け散(ち)ってしまう 小(ちい)さくなったショコラ 泣(な)きべそかいたボクのとなり キミが笑(わら)ってくれたから 思(おも)い出(で)詰(つ)めたショコラ「苦(にが)くて甘(あま)いね」とふたりで 味(あじ)わいたいキミと