あの日見た、夜に 夜に咲いた花 僕は、いつまで憶えているかな 君の目に、同じ 同じ光が写ったような そんな夜でした ただ残したくて 誰かの思い出に 一部だけでいい 僕のことを いつの日か君の 笑った顔を浮かべて 流した汗が 咲いてキラキラ 夜空に散った花びらが 光を纏って弾けた きっと 届いてるかな 君はどこにいるかな 蒔いた種はそっと閉じ込めて 心の奥で 芽吹く日を待っている あの日見た、夜に 夜に咲いた花 君は、誰と時を過ごして どんな風に笑い どんな風に感じたのかな そんな夜でした この手を伝って 込めた僕の思いを 一部だけでいい 届けたくて 眺めてるだけの 夏の終止符を打とうって 君の手を取り 咲いてキラキラ 夜道を蹴って走った 光を掴んで弾けた もっと 寄り添えるかな 君は笑えてるかな 蒔いた種はそっと芽を出して 潤して 満たされる日を待っている 凪いでゆらゆら 水風船を片手に 浴衣を纏って咲いてた そっと揺れる髪 数センチで触れる距離 今、時が止まればいいのに なんて ありきたりな言葉を 浮かべて、僕は 夜空に舞った花びらが 光を纏って弾けた ずっと 響いてるんだ 遠くまで届いてるんだ あの日の僕の思いも詰め込んで 今、君に向かって全部 打ち上げるから 打ち明けるから