風になびく二つの人影は 同じ金色の髪 揺らして うろ覚えな懐かしい歌 重ね 口ずさみ 歌っていた 優しい<穏やかな>日差しと あたたかな花園夢見て 幼き<二つの>命は 歪む 大地に咲く 奪い奪われ紡がれてきた この輪廻に意味があるのなら 未完成な地図を埋めながら 二人 歩いていく 水面にうつる二つの影は 同じ翡翠の瞳 濡らして 懺悔の森で かたく手つなぎ 父と母の夢 歌っていた 永久に終わらぬ<永遠に続く> 悲しみの連鎖をかき消して もう一度<どうか幸せに> 笑いあえるように 流れ流れる命の雫 私と君を繋ぐ<僕との>鎮魂歌 暗い深い森で紡がれた 優しい 光の色 奪い奪われて<いつ終わるの?>生まれてきた この命に意味があるのなら 不完全な地図を埋めながら 二人 歩いていこう<君の横で 笑おう>