ねぼけた目を見開いた 冷たい ここはどこだろう 生まれたての君を見つけた 透明なプランクトンのよう 気づいていく 例えようのない焦燥 捕食者に怯え 思わず叫んだ 濁流の海に飲まれ 舵を取る 生き残れるかは誰にも わからない たとえ世界が 僕らを拒んでも 灯台の光目指し 泳いでいこう しくじった 足がもつれて 大群に飲み込まれていく クレパスの 黒いシルエット 光の水彩画の中 光彩の眩しいサイン波に あまりにちっぽけな姿を 映した 濁流の海に飲まれ 舵を取る 生き残れるかは誰にも わからない たとえ世界が 僕らを拒んでも 灯台の光目指し 泳いでいこう 海底2万里から 光が照らす 一瞬の出来事の気がしたよ そして起きたら君はもうどこにもいなかった ふと聞こえた声が 「さよなら・・・」 濁流の海に飲まれ 舵を取る 生き残れるかは 誰にもわからない ひとりぼっちのシュリンプは泳いでいく 灯台の光目指し 泳いでいく