もしも僕が今晩のカレーを 残さず食べたなら良かったのかな 君は酷く顔をしかめて もうたべなくっていいよって言ったんだっけな もしも僕が 虐 (いじ)められたって 殴り返せるような人だったらな 君も今より少しくらいは 笑うようになるかもしれないから もしも僕がひとりきりでさ 君に迷惑もかけずにいられたなら でもさ、それじゃさ、君を知らんまま 生きてく事になったかもしれないから もしも僕がうそつきなら こんな僕のこと 叱ってくれたかな そんなたくさんの「もしも話が」 僕の部屋にさ 浮かんで行くんだよ 何も無い日々から 罅 (ひび)が入ってそっから たくさんの「もしも」が漏れ出して 行くんだ。 今目をつむって 耳をふさいで歩き出したよ 君の声も君の笑顔も 見れないままだけどそれも良いかも 嫌なもんだけさ あたまん中から 消してくれたらな よかったのにな もしも僕が正直者なら これが最後だって信じてくれたかな きっと君は笑ってくれるよな みんな解ってるつもりなんだ 何度も君に言おうとしたけど 届く 筈 (はず)無くて「おかしいな?」って 君のとこに行けたならな でもひざが笑うんだ。「ざまーみろ」って もしも僕が生きていたなら 君に聴かせるため作った歌 やっぱ恥ずかしくて聴かせてないけど 歌ってあげたいな、僕もいつか とどくといいな、君にいつか 今目をつむって 耳をふさいで歩き出したよ 君の声も君の笑顔も 見れないままだけどそれも良いかも 今目をつむって 耳をふさいで歩き出したよ 君の声も君の笑顔も 見れないままだけどそれも良いかも