静けさに慣れた夜も 今日は姿を変えて 忘れられない思い出に 君を連れて隠れよう なぁに?お祭り そんなに行きたいんだ うん~どうしようかな~ 二人でも良いかなって ちょっと待ってよ 私、ねぇ聞いて 今まで黙っててごめんね 私、実は 鈴虫の音さえ消えて 祭囃子も聞こえない 君の霞む声 それだけが全てな気がして 華やかな色を纏って 輝く光を見ていた どれも綺麗だけど 君には敵わないよなぁ 胸の奥を踊らせて ほんの少しの期待を 込めたあの日の僕は 何もわかっていなかった 僕に手を引かれながら 少し寂しそうな目で 君が呟いていたこと 今更思い出した 君と過ごす日々が とても好きだったんだ なのにどうしてかな 遠い 遠い 私、浴衣着れないし そんなの関係ない 人多いの ちょっと苦手かも 若し私が 人間じゃなかったら ごめん ごめんね ごめん 夜空に咲く花を摘んで 瞬く星を束ねて 君にあげる ねぇ、どうして君は泣いているの 鮮やかな色で灯した 揺らめく明かりを見ていた どれも綺麗だけど 君の涙は止められないなぁ