雨が上がった午後 街は赤く虹架けた 薄明の光線は 雲の隙から通った 水溜りの反射に 昔の記憶が映った 初夏の香り 牛の声 夕暮れ時放課後の帰り 水玉傘を咲かせて 紫陽花も鮮やかに 虹を色つけた ママと手を繋いで 川でおそそろ歩いて 甘い声の中に 小さな夢を語った 4つ葉のくうろばが 過ぎた言葉胸に残った 陽射しの下 濃い緑 香る風が優しく吹き出して たんぽぽのように空巡り 幸せを届ける お花になりましょう 坂道の向こう側 忘れられた思い出は 初夏の香り 牛の声 夕暮れ時放課後の帰り 水玉傘を咲かせて 紫陽花も鮮やかに 虹を色つけた 水さべたが 追いかけて 愛しいさを当てた通り付いた 幼い頃に書けた夢 深雨に注いで そっと叶えましょう