「濡らした膝を見つめながら流した」 「震える手で掻き鳴らした最初の」 「掃除の時間に何処からか遠く」 「部屋まで染み込んでた燈油販売の」 「雨で湿った体育館の中」 「いつもの給食室から立ち込めた」 「小さい頃住んでたマンションの」 「其処から近く商店街 突き抜ける」 それはとある街角 それはとある縁の錆びたスピーカーから 確かな再現度で 流れ込む Sound And Smell This Sound And Smell 視界を置き去りに 目の前を染め上げて Sound And Smell This Sound And Smell 五感が重なった 気がした すっかり埃塗れ アルバム写真 そういやこんな服をよく着てたんだっけな あの時は 何が掠めてたかな 今も流れているかな まだ何処かで息をしているかな 消えちゃいないかな 思い返す日々は大体心地が良いけども どうやら全てというわけでも無いらしくて あの場所の空間 二つの感覚は 見えないとこで染み着いて残ってた それはとある遊歩道 それはとある木々の揺れた隙間から ふと 確かな再現度で 流れ込む Sound And Smell This Sound And Smell 視界を置き去りに 目の前を染め上げて Sound And Smell This Sound And Smell 五感が重なった 気がした Sound And Smell This Sound And Smell Sound And Smell This Sound And Smell 此処から連れ出して 浅葱色の風に触れて Sound And Smell This Sound And Smell 五感が重なった Sound And Smell