[00:00.00]作曲:40㍍P [00:00.05]作词:40㍍P [00:00.50] [00:08.16]時計台のある街に、歌うことが大好きな [00:15.15]少年が住んでいました。 [00:21.41]弱虫な少年は、自分の声に自信が持てず [00:28.56]人前で歌うことができません。 [00:35.57] [01:02.33]それを見た博士は毎晩眠りもせず、 [01:09.00]少年のために作ります。 [01:15.30]コトバとメロディーを 教えるだけで、ほら。 [01:22.45]思い通りに歌う魔法のロボット。 [01:28.52]「キミが作った音楽をワタシが歌い上げるよ。」 [01:35.05]目を丸くした少年は おそるおそる、ボタンを押しました。 [01:45.56]少しだけ不器用な声だけど、 [01:52.33]夜空に響いたその声は [01:58.92]確かに少年の心に届いていました。 [02:08.80]届いていました。 [02:13.82] [02:26.41]その日から少年は 毎晩眠りもせず、 [02:33.11]ロボットのために作ります。 [02:39.54]コトバとメロディーを教える度に、ほら。 [02:46.40]幸せそうに歌う魔法のロボット。 [02:52.69]「僕が作った音楽を誰かに聞いてほしくて? [02:59.20]目を光らせた少年は おそるおそる、ボタンを押しました。 [03:09.82]少しだけ不器用な声だけど、 [03:16.44]世界中に響いたその声は [03:22.94]確かに人々の心に届いていました。 [03:32.81]届いていました。 [03:37.61] [03:47.72]「いつまでもキミの歌を…。」 [03:53.95]いつしか季節は過ぎ去って、 [04:00.21]少年も大人になりました。 [04:06.73]あの時、教えてくれた歌。 [04:13.36]ワタシは今でも覚えているから。 [04:20.39]少しだけ不自然な声だけど、 [04:27.16]夜空に響いたこの声は [04:33.81]今でもキミのその心に届いていますか? [04:43.48]届いていますか? [04:46.86]「ワタシの歌声、聞こえていますか」 [04:55.71]