ふるさとはどこですかと あなたはきいた この町の生まれですと 私は答えた ああ そしてあなたがいつの日か あなたのふるさとへ つれていってくれる日を夢みたの 生まれたてのこの愛の ゆくえを祈ったの ふるさとはどこですかと 私はきいた 南の海の町と あなたは答えた ああ そして幼い日のことを 瞳をかがやかせ 歌うように夢のよう話したわ ふたりして行かないかと 私にはきこえたの ああだけど今では思い 出ね あなたはふるさとへ ただひとりただひとり帰るのね ふるさとはそんなにも あたたかいものなのね