Chapter 2 深 すっげぇ!富士山だ! 二 あわわ… 環 紗奈ちゃん大丈夫だよ。 由 そうだよ紗奈!裸になるのは怖くない!どうぜお風呂入る時にタオル取るんだし、最初から裸でも同じだよ! 二 そう…なんですけど… 深 行こうぜー紗奈! 二 やあ!…どこにですか? 深 富士山の頂上だよ! 二 ひゃああ! 環 紗奈ちゃんのタオルが! 由 フェリシア!それ、絵だよ! 七 ちょっと、風呂場で走ったら… 深/二 ひゃわあ! 七 …ほらこうなる…気を付けてなきゃダメよ。二人とも大丈夫? 二 うわ… 環 怪我はない、紗奈ちゃん? 二 なんだかもう… 環 うん… 二 裸とか、どうでも良くなりました! 由 まさかフェリシア、それを狙って? 七 そんな訳ないでしょう… 環 あれ、シャンプーがない…紗奈ちゃんの所ある? 二 私の所もありません… 七 昔からの銭湯は自分で持って来るのが普通よ。はい、みんなのは持って来てあるから。 環 ありがとうございます、八千代さん! 七 いろはと二葉さんは、同じシャンプーとトリートメントよね。 二 はい! 七 鶴乃は持って来た? 由 もーちろん!ほら! 七 子供用…全身シャンプー… 由 頭の先から爪先まで、小さい頃からこれ一筋!弱酸性でお肌にもいいよ! 七 驚いたわ…よくそれできれいな髪を保ってるわね。 由 えへへー、照れるな…お!もしかしたら、万々歳のおかけかも! 七 万々歳の…? 由 そう!きっとそうだよ!お店の油が、私のキューティクルを守ってくれるんだよ!これは、新しい宣伝材料になるね! 深 それなら、常連のおっさん達の髪だってフサフサツヤツヤじゃん! 由 あっ、確かに…ダメか… 七 それに万々歳が、「髪にいい中華」なんで謳い出したら胡散臭いわよ。 由 うっ…ダブルパンチーー?諦めよ… 深 おーし!終わり!一番風呂は俺がもらったぞ! 環 ええ?!フェリシアちゃん速くない? 二 私、また洗い初めたばかり… 七 ちょっ、待ちなさい! 深 …んだよ終わっだよ! 七 いつも早いとは思っただけど、凅らすの行水なでレベルじゃないわよ。 深 じょ何にレベルだよ! 七 あなたがスイカを切って、料理っていてるなどどうレベルだよ。 深 料ー理だろ! 七 うあ…例えが悪かったわ…もういいから背中向けいる! 深 にゃあ! 七 あなたは体を洗っているんじゃないわ…ボディソープを体に塗って満足してるだけ…ほら洗うから。 由 へえー!ずるい! 七 何にがよ? 由 二人だけで流し擦ってる! 七 仕方ないでしょう… 由 じゃあ私は師匠の背中を流すから! 七 ちょっといいわよ! 由 オーケーってことだね! 七 そっちじゃない…うわあ! 環 …なんかすごい事になって来たね 二 いろはさん… 環 私たちは普通に… 二 …の背中は、私が流します! 環 紗奈ちゃん?! 二 タオルが肌けだので、もう私、封切れました!みんなとのお風呂を、全力で楽しいみたいです! 環 紗奈ちゃん…そうだね、みんなで背中を流すことなんでないもんね…じゃあ私は鶴乃ちゃんの背中を流そうかな! 由 うん!今なら会いてるよ! 深 どんどんごしごしやっちゃったよ! 由 うん!それじゃ五人揃だし、始~めよう! 七 フェリシアを洗うつもりだったんだけど…まあいいか… 由 それじゃあせーのー!一、二、三、四! 三人 一、二、三、四! 二 ふわあああ…いいお湯ですね~ 由 温度計によると、40度!ちょうどいい温かさだね! 七 それに貸し切りだと、解放てきって気持ちいいわね。 由 あっ、フェリシア、泳いじゃダメだよ。 深 いう…ググ… 環 なんだか、お風呂に入る前から疲れちゃいましたね。 七 本当、体を洗うだけでバタバタするとは思わなかったわ… 環 でも、三日月莊っぽいです! 七 ふっ…そうかも知らないわね。 由 たまには、こうしてみんなでお風呂屋さんに来ようよ~ 七 それもいいかも知らないわね、みんなでお風呂に入って、ゆっくり歩きながら飲み物を飲んたり、アイスを食べたり… 二 そういうのも、幸せの一つ、ですね! 環 えへへ…そうだね! 七 ちょっと、今のは誰の仕業かしら?正直に言えば怒らないわよ。 環 え?私じゃないですよ? 二 私もです! 由 もちろん私でもないよ! 深 …んだよ泡うが出ただけじゃん。 七 …ごめんなさい…気のせいかも… 深 …っていうかさ、何にもねーのな。 環 何にも…って? 深 イベントとハプニングだよ… 環 ああ…そういえば、入ってからのお楽しみって書いてあったんね。 二 みんなでお喋でしながら、のんびりお風呂に浸かるのが、イベントの中も…? 環 えへへ…そうだね… 深 背中洗すの楽しかっただけど…なんかな… 由 うん…なんかだね… 環 鶴乃ちゃん? 由 この企画、お父さんも手伝ってるって聞いたんだけど…結局なんだったのかなって… 七 貸し切り風呂とか、アィデイアを出してたのかもしならいわよ。 由 そうかも知らないね… 七 やっぱり気のせいじゃないわ… 由 でも、今誰もいない所から、泡が… 環 …ですよね… 七 照明が暗く! (怪物音) 環 ひゃああああああああー!何に、今の声、何ですか?…イヤ、イヤ、イヤアアアアアアー! 二 なん、何が起きてるんですか? 深 魔女の仕業か?! 七 違う、魔力の反応はない。 環 はあ!…今度は、何なの? ラジオ(男) 聞こえるか?聞こえるか?銭湯ビルのみんなさん、無事か? 由/深 うえっ、うえええええ?お父さん/おっちゃんの声だ!