毎晩指折り数えていた カラカラと鳴る冬の風越えて 近づき指足りなくなった 風の匂いが变わる 誰かが呼んで焦げ付く思い 小さな奇跡で振り向いて 指でなぞる空から 花が降り始め 隙間から注がれる声で 今日が春になる わずかな時間を彩った 重たい雨に潰されるけれど 新しい一ページを決める 今日がその日に変わる すべての実り朽ちたそのとき 誰かが呼んで離さない 小さな奇跡でまだ 無機質な空に 隙間から注がれる声で ここに桜咲く 指でなぞる空から 花が降り始め 隙間から注がれる声で 今日が春になる