廻る銀時計が淡い傷の微熱を冷ます 白黒に滲む 二人の影 いつかのしるし 出会いは魔法 解けてしまう忘却の部屋 割れた窓の外 梦と現 紫陽花の瞳に 記憶が映れば 終わりだけが戯れている 無題の想いが瞬くから 神秘のように 同じ時間は どこか遠く 届かなくなる 輪郭が暈けて 雫になり 愁しみだけ残る 不思議な鏡に吸い込まれて 掛け違う戀 廻る銀時計が淡い傷の微熱を冷ます 明日も過去もいらなくて 雨に閉ざされた朝に 暮れる花は何処にも行けない 優しい今日を祈り続けた 空はいつも泣いている 雨に隠される朝に 聞きたくない詩を鳴いた鳥 眩暈のように纏わりついて 明日も過去もいらなくて 雨に閉ざされた朝に 暮れる花は何処にも行けない 優しい今日を祈り続けた 白黑に滲む 二人の影 いつかのしるし 出会いは魔法 解けてしまう忘却の部屋 割れた窓の外 梦と現 紫陽花の瞳に 記憶が映ねば 終わりだけが戯れている